ブックタイトル品質管理365日・第6集--短納期・低コスト・デジタル時代の印刷トラブル対策事例集::富士精版印刷株式会社

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品質管理365日・第6集--短納期・低コスト・デジタル時代の印刷トラブル対策事例集::富士精版印刷株式会社

製本加工のトラブル事例■無線綴じカタログの本がバラけてしまう製本加工のトラブル事例8【キーワード】背糊接着不良バラシ検査■事故内容お客様から「カタログがバラける」との指摘があった。無線綴じの背糊の塗布量(厚み)が少なく、カタログの強度が足りなかった。■処理内容製本抜き取りナンバリング(ロットナンバー)から、納品先の各営業所を訪問、納品済み製品を検品する。不良品に対しては印刷・製本をやり直した。■損失金額5,420,400円■原因1背糊が不十分で、接着不良であったために強度が足らなかった。製本スタート時はまだ安定していたが、中間段階・最終段階のチェックが足らなかった。2用紙が薄い、本が厚いなどの要因も重なり、背糊が均一に定着しなかった。■再発防止策1製本スタート時のチェックだけでなく、1,000部(1パレット)ごとにバラシ検査を行う。2紙の種類・厚さによっては、背糊が定着しにくい場合もある。オペレーターだけでなく、工場責任者によるダブルチェックを徹底する。※48ページ以下の薄い本でも、背糊の絶対量が少ないため、強度が弱くページが外れやすくなる場合もある。バラシ検査は欠かせない。Total Quality Control 365days 095