ブックタイトル品質管理365日・第6集－－短納期・低コスト・デジタル時代の印刷トラブル対策事例集：：富士精版印刷株式会社

概要

品質管理365日・第6集－－短納期・低コスト・デジタル時代の印刷トラブル対策事例集：：富士精版印刷株式会社

輪転印刷のトラブル事例■凹んだブランケットで印刷した輪転印刷のトラブル事例2【キーワード】ブラン凹み異物紙粉■事故内容品質管理室で刷り本検査を行った際、絵柄の一部分が欠けているのを発見する。■処理内容刷本はすべて凹みにより絵柄が欠けていた。全数不良品のため、105,000部を刷り直した。■損失金額339,885円■原因1前の作業でブランケットに異物が付着して、凹んだことが原因であった。2前の作業では凹んだ箇所に絵柄がなく、ブランケットが凹んでいることがわからなかった。機長は異常に気づかないまま進行し、チェックも甘かった。■再発防止策1紙粉などはブラン洗浄装置の自動洗浄だけでは洗浄しきれないことが多い。再生紙など紙粉が多い用紙を使った作業の終了後には、目で確認しながら手動洗浄することも必要である。また、週末には各ユニットを総ベタで印刷して、ブランケットの凹みのチェックを行う。2刷り始めの文字・キズ・汚れなどの「なぞり検査」は、機長だけではなく責任者による二重チェックを行う。印刷作業中でも、助手もチェックを行う。ダブルチェック、トリプルチェックを実施してミスを防止する。オフセット印刷の仕組みインキローラー水ローラー湿し水版胴インキ（印刷される）版ブランケット印刷用紙ブランケットTotal Quality Control 365days 065