ブックタイトル品質管理365日・第6集--短納期・低コスト・デジタル時代の印刷トラブル対策事例集::富士精版印刷株式会社
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品質管理365日・第6集--短納期・低コスト・デジタル時代の印刷トラブル対策事例集::富士精版印刷株式会社
第2部印刷トラブル事例集■ブックケースに本が入らない印刷営業のトラブル事例7【キーワード】束見本ブックケース用紙連量変更伝票背幅無線綴じ中綴じ■事故内容事前に束見本を作成して、ブックケースのサイズも確認していた。しかし製品が出来上がってきたら、本が5mmほど厚いためケースに入らない。■処理内容ブックケースを実際の本の厚みに合わせて作り替えた。■損失金額34,579円■原因原稿会議の時に束見本を作成していたが、印刷前に本文用紙がA2コート菊判57.5kgから菊判76.5kgに変更されたのが原因であった。営業も営業工務もブックケースのサイズまで配慮がいかず、後工程に連絡が行かずケースも出来上がってしまった。本がケースに入らない■再発防止策受注伝票の変更伝票を発行した際には、どこが変更になったのか後工程にわかるように明確にしなければならない。受注伝票のチェック項目は、当社の場合は最低24箇所あり、台数・見積り項目・付け合わせ明細が増えれば、それだけ増える。数量や納期の変更などがあるたび、変更伝票は何度も再発行されるものである。そのたびに後工程で全てを照合できるわけがない。下版直前での用紙変更でも、本そのものが無事に完成したということは、プリプレスでの026 Total Quality Control 365days