ブックタイトル品質管理365日・第6集--短納期・低コスト・デジタル時代の印刷トラブル対策事例集::富士精版印刷株式会社
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第2部印刷トラブル事例集■納品場所を間違えて発送する物流のトラブル事例1【キーワード】発送ミス同じ社名類似商号■事故内容社名が同じ、別の会社に間違って製品を発送してしまった。■処理内容お客様に当社の送料負担で製品の引き上げをお願いしたが、諸事情でかなわなかった。再度、カタログを作成して納品する。■損失金額2,338,331円******発送送り先マスターメンテ******PG名FX2010 15:57処理モード選択4(1=追加,2=削除,3=更新,4=照会,9=終了)KEY1950諸口区分0郵便番号5320004市外06市内6394同じ社名の発送送り先が他にもあった。番号1181送り先石川興業株式会社住所大阪府大阪市淀川区西宮原2-4-33検索用key1111新荷受人cd2運送便コード2担当者コード15担当者名得意先コード777得意先名株式会社正直堂■原因受注管理システムでは、過去の納品実績を踏まえて、得意先ごとに送り先を一元管理している。送り先コード8桁を入力すれば、社名・住所・電話番号などが自動入力できる。ミスは送り先コードの検索時に発生した。担当者は同じ社名の送り先があること知らずに、最初に表示された会社を選択してしまった。営業の依頼書にある住所と照らし合わせも行わなかった。■再発防止策送り先コードで入力した場合には、社名だけでなく、最終の住所・電話番号まで確認をする。よく似た名前の会社は多数あり、同名の社名も珍しくない。2006年5月の会社法施行以降は、同一市町村内に同一名の会社も設立可能になった。市町村名はもちろん、町名・番地・ビル名・部屋番号まで確認を行うことが必要である。同じ会社でも、事業部が違いフロアが異なれば、出荷物が行方不明になる場合もある。118 Total Quality Control 365days