ブックタイトル品質管理365日・第6集--短納期・低コスト・デジタル時代の印刷トラブル対策事例集::富士精版印刷株式会社

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品質管理365日・第6集--短納期・低コスト・デジタル時代の印刷トラブル対策事例集::富士精版印刷株式会社

第2部印刷トラブル事例集■テープの粘着力不足でチラシケースが落下する表面加工・その他加工トラブル事例4【キーワード】両面テープ内職在宅ワーク作業指示の履行■事故内容屋内用チラシケースの裏側に、壁面に貼り付けるための両面テープを台紙貼りした。しかしテープが剥がれて壁面から落ちるものがあるとクレーム。チラシケース両面テープ(壁面に貼り付け)■処理内容納品先を訪問して現状を確認する。調査の結果、一部に指示と違った弱粘着テープが使用されていた。全数検品を行い、不良品を排除して不足分を補刷りする。■損失金額240,480円■原因1この作業は、協力会社から在宅ワークの内職に依頼し、両面テープも含めた資材を現物支給した。しかし支給したものと違うテープを使用した内職ワーカーがいた。2内職に資材を支給した際に指示書を添付していたが守られていなかった。■再発防止策1協力会社に通知を行い事故内容を水平展開する。内職ワーカーが支給品以外のものを使用しないように指導を徹底する。2「両面テープならどれも同じ」という内職ワーカーの安易な判断で、以前の別の仕事で支給されたか、個人の所有物である弱粘着テープを代用した可能性がある。内職ワーカーへの支給品の管理体制を見直し、残数・使用数のチェックを行う。※「繰り返し貼れる」「剥がせる」ことをセールスポイントにした弱粘着タイプの両面テープは市場に多く出回っている。ポスターやPOPなどの掲出で、掲出物本体には強力な粘着剤、壁面側には弱粘着剤を使用することで、何度も貼り替え可能になっている。「両面テープなら何でも同じ」という安易な思い込みは危険である。112 Total Quality Control 365days