ブックタイトル品質管理365日──事故はかくすな。正直に報告し、原因を追究せよ(石川 忠)│富士精版印刷株式会社
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品質管理365日──事故はかくすな。正直に報告し、原因を追究せよ(石川 忠)│富士精版印刷株式会社
第5章環境マネジメントシステムについてⅠ-Ⅰ現状把握(重点管理項目の特定)環境マネジメントシステムで当社が何に対して取り組んでいくかを決定します。1.事業活動から出る環境問題の種類など、環境影響がどの工程や業務から発生しているのか全社的に調査し重要と判断できる項目を特定します。工程別に大気、水質、土壌、騒音、振動、悪臭、廃棄物、リサイクル、化学物質、エネルギー、天然資源、環境配慮がどのように関連づけられるのかあぶり出していき環境影響評価をしていきます。各部署では、業務内容からグリーン購入、化学物質管理、廃棄物処理、リサイクル、省エネ、省資源など実施可能な環境配慮活動を選び、売上げ増加、コストダウン、業務効率向上など環境配慮活動によりもたらされる経営メリットを検討していき、NetEMSの評価基準と照らし合わせて活動を推進していきたい項目を重点管理項目として取り組みます。2.事業活動全般に係る環境負荷をインプット、アウトプットにより調査していきます。インプットでは、エネルギー、水、消耗品、その他(資材、原材料など)などの使用量と金額を調べ環境影響の評価をします。アウトプットではインプットで得られた項目がリサイクルや廃棄物など排出される量と金額を調べ環境影響の評価をして最終的に目標へつなげていきます。3.当社が負っている環境マネジメントシステムに係る法規制を特定します。この法規制の中で重点的に管理していきたい項目があれば、法令より厳しい自主基準を設定し重点管理項目として取り上げます。当社は以下の法律を特定しました。・工場立地法・環境基本法・振動規制法・騒音規制法・省エネ法・温対法・水質汚濁防止法・大気汚染防止法・産業廃棄物処理法・消防法・PRTR法・オゾン層保護法・フロン回収破壊法・労働安全衛生法・有機溶剤中毒予防規則・悪臭防止法・グリーン購入法・家電リサイクル法・自動車リサイクル法この他に都道府県条例と市町村条例が細かく決められており各届出や報告書等で対象であるのか、基準値以内なのかを一つ一つ法律、条例を確認していきます。特に条例については、法律で対象外になっていても対象となっていたり、規制値を法律以上に強化しているケースもあり各自治体への問い合わせも多々あります。4.以上の内容を総合的に判断して環境影響の重大性に順位をつけて取り組んでいきます。080 Total Quality Control 365days