ブックタイトル品質管理365日──事故はかくすな。正直に報告し、原因を追究せよ(石川 忠)│富士精版印刷株式会社

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品質管理365日──事故はかくすな。正直に報告し、原因を追究せよ(石川 忠)│富士精版印刷株式会社

第3章アメリカ式の5SShine:清掃(光沢/磨くこと)5Sで、3番目の「S」は「磨く」という作業で、皆が用務員であり監督なのだ。設備環境や作業工程は、清掃によって光り輝いていなければならないし、清掃作業は標準作業手順の一部であるべきだ。誰でも訪問者の目になって、設備を観察すべきだ。「作業工程は、顧客に感銘を与えるのに十分な清掃がなされているか?」と常に自問自答すべきだ。生産モード、あるいは停止モードのたびに、機材やその周りを拭き、清掃することだ。1徹底的にすべてを清潔にし、常に維持すること。2清掃作業を通じて点検し、異常な箇所や状態を探しだすこと、そして、仕様から外れた動作をしている部品を、識別し報告すること。3再発する汚染や埃を防ぐこと。清潔さを維持することでⅠ.安全性が改善されⅡ.故障が減少しⅢ.製品の品質が改善されⅣ.作業環境の満足度が向上する5Sの標準化が確立されていない状況で整理・整頓を組織化し実施しても、時間と共に活動の勢いと有効性を失うのが普通だ。Standardize:標準化5Sの4番目の「S」はStandardize:標準化だ。標準化はすべての作業者が、整然と清潔な作業工程を保持する方策を取り決めることから始まる。作業者は標準化の制定にあたって、主役となる必要がある。標準は「目に見える形(見える化)」にして、従業員に告知し続けることだ。5Sに基づき、組織として認めた清掃の標準化は、看板、ラベル、ポスターなどにして、作業場の周辺にはっきりと掲示する必要がある。可能な限り、すべてを標準化すること。1チームの5S状態を知るためにガイドラインを作ること─チームは5Sを実践することで知識が豊富になる2標準と「見える化」した5Sガイドラインを作ること─作業場に掲示すること3標準状態にあるかどうか、週ごとに監視し保守すること─週ごとに作業場の5Sを迅速チェックすること058 Total Quality Control 365days