ブックタイトル品質管理365日──事故はかくすな。正直に報告し、原因を追究せよ(石川 忠)│富士精版印刷株式会社

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概要

品質管理365日──事故はかくすな。正直に報告し、原因を追究せよ(石川 忠)│富士精版印刷株式会社

平成21年度(平成20年7月1日?平成21年6月30日)*21-4表面加工の事故と原因■事故内容カタログ表紙にプレスコート加工を協力会社に発注したが、絵柄が多い表3部分にブロッキングが発生し、インキがとられた。■処置表面加工会社にて検査した結果、53,500枚のうち5,550枚の不良品を検出、不足となった5,550枚を刷り直した。■損失金額294,259円[ブロッキング]棒積み保管紙を立てて保管■原因表3面の絵柄が重くて乾燥不十分だったためプレスコートの熱によってインキが沸いた状態になり、ブロッキングが発生した。通常、紙が厚いときの保管は紙を立てて保管している。本事故の紙も厚かったので、立てて保管するべきだったが、場所が狭いので棒積み保管したためにブロッキングした。■再発防止策表面加工がある場合は印刷インキにドライヤーを1~2%入れて印刷して乾燥を早める。また、水上がりは極力少なくして早く乾燥させる。表面加工作業者は、事前にプレスコート液の適応性を十分テストをして、テスト結果を確認して作業する。場所が狭くてやむをえず棒積みするときは、積み替えを実施して異常がないかチェックをしながら作業を進める。弊社発注担当者が表面加工会社に出向いて立ち合いを実施して常に注意を喚起する。Total Quality Control 365days 047