ブックタイトル品質管理365日──事故はかくすな。正直に報告し、原因を追究せよ(石川 忠)│富士精版印刷株式会社
- ページ
- 51/108
このページは 品質管理365日──事故はかくすな。正直に報告し、原因を追究せよ(石川 忠)│富士精版印刷株式会社 の電子ブックに掲載されている51ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 品質管理365日──事故はかくすな。正直に報告し、原因を追究せよ(石川 忠)│富士精版印刷株式会社 の電子ブックに掲載されている51ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
品質管理365日──事故はかくすな。正直に報告し、原因を追究せよ(石川 忠)│富士精版印刷株式会社
平成20年度(平成19年7月1日?平成20年6月30日)*20-8オフ輪印刷の事故と原因■事故内容オフ輪印刷機にて建材カタログ本文を印刷したが、商品のカラーサンプルにデラミネーションが出て不自然な型が入った。■処置不自然なデラミネーションの型は軽微に見えるが、カタログの中で重要な商品のカラーサンプルに出ているため不適合となり全数刷り直すことになった。■損失金額646,422円■原因デラミネーションはオフ輪印刷機の特性で下胴に重い絵柄があり、上胴に平アミ状の絵柄があると、巻き取り紙が下胴に引っ張られて上胴の網点の形状が崩れゴースト状になる。巻き取り紙のテンションにくらべて、インキの粘りが強く、紙がブラン胴に引っ張られた。また、オペレーター及び責任者の判断があまくペケ事故となった。■再発防止策巻き取り紙のテンションを強くして機械の回転スピードを落とす。下胴のインキをタックの低いインキに変えて、ブランケットの粘りを少なくする。使い込んだブランケットは紙離れが低下しているので新品ブランケットに交換する。オフ輪印刷の折りだしをシート出しに変更して上胴と下胴をいれかえる。工場にシングル胴のオフ輪印刷機があれば、シングル胴機に機械を変更する。これらの処置によりデラミネーションは軽減するが、完全には直らない。Total Quality Control 365days 039