ブックタイトル品質管理365日──事故はかくすな。正直に報告し、原因を追究せよ(石川 忠)│富士精版印刷株式会社

ページ
48/108

このページは 品質管理365日──事故はかくすな。正直に報告し、原因を追究せよ(石川 忠)│富士精版印刷株式会社 の電子ブックに掲載されている48ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

品質管理365日──事故はかくすな。正直に報告し、原因を追究せよ(石川 忠)│富士精版印刷株式会社

第2章4年間の事故報告書のまとめ*20-5生産管理課の事故と原因■事故内容天地が130ミリのポケットサイズの本であったが一丁製本の面付けで印刷した。その結果、製本作業にて仕上げの三方断裁するとき、刃が寄り切らず手作業断裁となり、不良が多く出て定数不足となった。■処置受注数8500冊のところ320冊不足となり、表紙は余丁があったが本文2折り分は余分が無く補刷りした。■損失金額63,896円[2丁製本平行回し折り面付]16p9 8 1 16 15 2 7 109 8 1 16 15 2 7 101p148ミリ以下1254116314131314361145121pドブ表ウラ■原因小さいサイズの本(天地が148ミリ以下)は2丁製本にしないと製本機で三方断裁が出来なくなり手作業で断裁することになる。手作業になると多くのロスが出て数量不足になることがある。今回の場合、設計が間違っていたが受注から納品までの時間が無かったため無理をして製本した。■再発防止策営業は特殊サイズの製品を作る場合、前もって生産管理課と打ち合わせをして、設計に支障がないか作業時間に無理がないか、印刷担当者や製本担当者の意見を聞くこと。営業を始め作業者全員が製本の知識を高めることが、事故防止につながる。今回の作業も2丁製本の設計にしておけば事故にはならなかった。036 Total Quality Control 365days