ブックタイトル品質管理365日──事故はかくすな。正直に報告し、原因を追究せよ(石川 忠)│富士精版印刷株式会社

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品質管理365日──事故はかくすな。正直に報告し、原因を追究せよ(石川 忠)│富士精版印刷株式会社

第2章4年間の事故報告書のまとめ*平成19年度(平成18年7月1日?平成19年6月30日)我が国の経済は、引き続き景気回復基調が進み、ゆるやかながら好転の兆しがありました。各企業は設備投資を拡大し、個人消費も増加傾向を示しています。しかし、業種や企業規模で格差があり、中小企業では景気好転の実感はほとんどありません。印刷業界は数年前からの印刷単価の下落傾向が続き、受注マージンが減少し、依然として厳しい経営環境でした。しかも本年、弊社は一時的に大口得意先を失い、売上・収益共に前年を大きく割り込み非常に厳しい決算となりました。そういった状況の中、改装した本社枚葉印刷工場は、菊全判両面8色機、菊全版片面5色機(いずれも小森コーポレーション製)の2台を導入、既存の菊半裁5色機と合わせて3台体制をとり、収益性向上を図りました。■ペケ事故状況平成19年度の事故損失金額は3,023万円で前年の3倍以上になりました。最近10年間の平均と比較しても約700万円増加しています。事故損失金額の対売上比率は0.44%で年度目標限度(1,120万円)を大きくオーバーしました。事故件数は114件発生し、事故データの集計をはじめてから最多件数となりました。事故の内容と傾向を理解するために、部門別の事故金額を表-1に示しました。(表?1)つぎに前年同様にパレート図で表して比率をわかりやすくしました。(図?1)[表?1]平成19年度事故損失金額営業本部生産本部製造本部企画部外注印刷外注加工外注企画外注製版購買その他合計件数11 14 50 8 15 20 1 3 3 6 114(131)金額1,887,679 1,309,142 17,639,469 904,461 1,255,576 3,933,375 50,000 1,535,160 253,234 1,463,643 30,231,739(件数合計のカッコ内は一件の事故を複数部署で負担した場合、部署数を1件とした場合)[図?1]パレート図[表?2]部門別多い順金額(単位:千円)(%)32,00010028,00024,00020,00016,00012,0008,0004,0000製造本部外注加工営業本部外注製版n=3,023万円期間=18年7月?19年6月その他生産本部外注印刷企画部購買外注企画806040200No発生部門金額累積金額累積比率1製造本部17,639,469 17,639,469 58.32外注加工3,933,375 21,572,844 71.43営業本部1,887,679 23,460,523 77.64外注製版1,535,160 24,995,683 82.75その他1,463,643 26,459,326 87.56生産本部1,309,142 27,768,468 91.97外注印刷1,255,576 29,024,044 96.08企画部904,461 29,928,505 99.09購買253,234 30,181,739 99.810外注企画50,000 30,231,739 100.0合計30,231,739 30,231,739 100.0018 Total Quality Control 365days