NEWSお知らせ
公開日:2024年8月29日 / 最終更新日:2024年8月29日
CATEGORY:メールマガジン
【メルマガVol.33】「事故はかくすな。正直に報告し、原因を追究せよ」
タイトルの言葉は、当社会長・石川 忠によるものであり、当社ウェブサイトならびにグループウェアの品質管理に関するページのトップ画面にも表示されています。
いつもお世話になり誠にありがとうございます。
営業業務部マネージャーの安平です。
当社に長く伝わる教えとじっくり向き合ってみると、改めて感じることがあります。
例えば、「ツイキュウ」の漢字は「追究」であり、「追及」ではありません。
「追及」:どこまでも追いつめて、責任・欠点などを問いただすこと。
「追究」:どこまでも深く追って、明らかにしようとすること。
この意味合いからも、歴代の先輩社員たちの品質事故撲滅に対する姿勢を読み取ることができます。
当社ではお客様からご依頼いただいた印刷物をしっかりとお届けするために、全社一丸となってトラブルの防止・品質の維持に努めています。
今回は、当社が品質を1丁目1番地として取り組むことになったきっかけや、今日までの経緯をお話しします。
事故を振り返り失敗を繰り返さないために、そして他の印刷会社でも同様の事故の防止につながればという思いから、1984年に「品質管理365日」シリーズ第1集を刊行しました。しかしながら、今から38年前の1986年、当社は粗悪な製品を大切な得意先に納入し、大変なご迷惑をかけるとともに信頼を裏切る結果となる大きな事故を起こしてしまいました。失ってしまった信頼を取り戻すために品質管理に取り組むこととなり、品質管理室を開設。現在も生産管理部 品質保証課として活動しております。
「品質管理365日」は、2015年まで計6集を刊行し、現在も社内報「富士」で毎年1回、その年に発生した事故と原因、そして対策を公開してきました。また、2001年以降の事故の記録は全てデジタル化し、イントラネット上で共有。全社員がいつでも確認できるようにしました。先輩社員たちから始まった「良き品をつくる」取り組みを連綿とつなぎ、今日も品質管理に取り組んでいます。
品質上のリスクがあると思われる案件については、関係する全ての部署の代表が招集される「原稿会議」を随時開催してリスクをひとつずつ確認し、ルールを確認してから作業に取り掛かります。また、それでも事故が起きてしまった場合や事故になりそうな場面があった場合は、品質管理(ヒヤリハット)会議を開催し、原因の追究と再発防止策を徹底的に議論し、導き出した結論をルール化しています。
このような取り組みの中から生まれた当社の品質に関するさまざまな取り組みを、このメールマガジンを通じてお伝えしていきます。
今後ともよろしくお願いいたします。