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公開日:2024年7月30日 / 最終更新日:2024年7月30日
CATEGORY:メールマガジン
【メルマガVol.32】富士精版印刷の環境配慮の歴史
いつもお世話になっております。
富士精版印刷営業担当、入社5年目の嶋谷です。
今回は、当社の環境配慮への取り組みの歴史をご紹介します。
これまでのメルマガでも、当社の取り組みや体制については何度かお知らせしてきました。もちろん、近年の社会情勢を踏まえて環境配慮への関心が高まっていることは言うまでもありませんが、当社ではもっと早い段階から「環境にやさしい印刷会社」のあり方を模索し続けてきたのです。
<2005年4月 常温ワンウェイシステム運用開始(市島工場)>
環境に対する取り組みが始まったのは、今から約20年前のこと。それが「常温ワンウェイシステム」の運用です。
オフセット印刷では一般にタンクで冷却した湿し水を循環利用し、一定の期間で交換しています。その工程において問題になっていた廃液を一切出さない印刷方法が「常温ワンウェイシステム」です。排水の発生がなく環境負荷が低減できるほか、冷却機が不要になることによる電気代の削減などがメリットとして挙げられます。
<2007年11月 FSC認証取得>
FSC認証は適切に管理された森林から生産された林産物(紙など)を使用した製品を目に見える形で消費者に届ける仕組みです。2000年代初頭からの広がりのなかで、当社もいち早く取り組みに着手しました。現在も当社で取り扱う印刷物の多くにFSC認証マークを掲示しています。
ちなみに、FSC認証はSDGsの目標15「陸の豊かさも守ろう(Life on Land)」を含む、14の目標と40項目のターゲットに貢献しています。
<2020年5月 バイオマスインキ全面運用開始>
2020年にはバイオマスインキの運用も始まりました。バイオマスインキとは、動植物から生まれた再生可能な有機物資源(バイオマス)を用いた、地球温暖化対策に先進的に取り組むバイオマスマーク認定の環境配慮型インキです。
導入当初は限定的な取り扱いでしたが、今では標準的に使用しています。
<2022年9月 グリーンプリンティング認定>
約2年前には当社工場がグリーンプリンティング認定を受けました。
グリーンプリンティング工場認定制度(GP工場認定制度)は、日印産連「各印刷サービス」グリーン基準に基づき、客観的な審査によって環境配慮された印刷工場を認定する制度です。FSC認証やバイオマスインキ等の資材だけではなく、資機材を含めて総合的に環境に配慮された工場として認定を受けることができました。
【メルマガVol.11】環境保全と印刷に関するビッグニュース >>
昨今のトレンドに対応するばかりではなく、当社が早い段階から環境のことを考慮しながら印刷業を営んできたことをご説明しました。
今回ご紹介した制度や認証は、今後も社会全体から高い期待と関心が寄せられることと思います。さらに詳しい情報が必要な方や、導入をご検討されている方は担当営業または当社ホームページからお気軽にお問い合わせください。