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ようこそ品質管理へ

QUALITY CONTROL

ようこそ品質管理室へ

事故はかくすな。
正直に報告し、原因を追究せよ。

品質管理への取り組み

当社の品質管理活動の方針は、石川忠会長の「事故はかくすな。正直に報告し、原因を追究せよ」という言葉に象徴されています。

この取り組みは、石川会長が社長に就任した1958年(昭和33年)に始まりました。当時は、ミスが起きると、営業担当者が叱責を恐れて隠してしまうことがありました。このようなことを防ぐために、事故報告書を出さなければ紙を発給しないというシステムに切り替えたのです。1970年代からオフセット印刷はカラーの時代になり、1980年代の輪転印刷機の普及で大量生産に移行するとともに、事故金額は莫大なものとなります。1986年、通販カタログでのクレームを機会に、今までの体制を刷新して、専門部署として品質管理室がスタートしました。

当社では事故が発生すると保証課が調査を行い、事故報告書を発行します。事故報告書には発生部署・事故内容・損失金額・対策を記載し、不良見本を添付して、全社員に開示し、原因究明・再発防止に取り組んでいます。

この事故分析レポートは、社内報『富士』に掲載され、数年ごとに『品質管理365日』として刊行されています。現在、第6集を数える『品質管理365日』は、印刷技術の向上と業界発展のため、印刷工業組合の同業者にも無償で配布されており、教育・研修用テキストになっています。

ようこそ品質管理室へ

品質管理の
考え方

印刷業は、昔に比べてコンピューターの進歩により、職人芸的要素は減少してきてはいますが、まだまだ勘と経験に頼る要素が非常に多く「人的ミス」が多いのが現実です。

弊社においても毎年、多くの事故が発生し対策、是正を繰り返していますが、事故は減らず慢性化しているのが実態です。

「教育は油断をするな。絶えずたゆまず教育し、成長してほしい」

人は忘れる。絶えず教育し刺激を与え続けることが必要です。

特に管理に携わる人は人材の育成に力を注いでください。人材の育成が会社を変える大きな要素になります。

「事故はかくすな。正直に報告し、原因を追究せよ」

事故の削減が会社の命運を握っていると言っても過言ではありません。事故の削減が、品質の向上、コストの削減、生産性の向上につながることは申すまでもないことでしょう。

弊社で発生した事故は、他社においても同様な事故が発生する可能性があると思います。弊社の事故を参考にして頂き、事故の防止につなげて頂ければ幸いです。

(代表取締役会長 石川 忠 『品質管理365日』第5集より)

品質管理の活動

ヒヤリ・ハット会議
最終検査で不良品を取り除くだけでは、品質保証とはいえません。現場で発生したアクシデントを共有するため、週に1回のペースで「ヒヤリ・ハット会議」を実施しています。発生原因が「ヒューマンエラー」によるものか、「設備等の不具合」によるものかを分類し、社内作業マニュアルを遵守していたかを細かく解析し、改善を行います。
原稿会議による品質管理指導
新規案件・大型案件では、各部署の担当者全員による原稿会議を開催。企画・設計段階から印刷事故・不適合を発生させない予知・予防活動に重点をおいた品質管理指導を行っています。

保証課の仕事

出荷前に最終検査を行うのは当然の責務。製本・加工前の刷り本チェックはもちろん、印刷現場にも立ち会い、二重三重の品質保証体制を確立しています。

校正課の仕事

校正課は当社独自のサービスです。誤字・脱字がないか、訂正指示どおりに修正されているかチェックするのは基本です。表記は統一されているか。ルビは合っているか。数字に間違いはないか。筆者の思い違いはないか。ビジネスには不適切な表現や、差別表現はないか。あらゆる角度からチェックフィルターを発揮して、お客様にフィードバックしていきます。ときには校閲の領域にも踏み込んで、より良い用字・用語・表現の提案も行います。

情報リテラシーが求められるネットの時代だからこそ、印刷物で培った校正者の技術・ノウハウが、企業の情報発信者には高い評価をいただいています。広報誌・社内報などの定期刊行物では、当社の校正者は欠かせない社外編集スタッフになっています。

校正課の仕事

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