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TOP業務内容 〉 ポストプレス(印刷後)

ようこそポストプレス工場へ

POSTPRESS

ようこそポストプレス工場へ

フィニッシュを極める。
充実の製本加工のラインナップ。

製本・加工は印刷のフィニッシュにあたる最終工程です。当社はポストプレス部に断裁機・折り加工機・中綴じ製本機を完備しており、製本・加工もワンストップでサポートしています。

本社印刷工場では、2台のH-UV機(ハイブリットUVシステム機)が昼夜稼働しています。H-UV機は紫外線(UV)を照射して瞬時に硬化するUVインキを使用しているため、印刷後すぐに製本・加工してもコスレの心配がありません。そのまますぐに出荷もできます。印刷工場と連携して、納期短縮に貢献しています。

【折り加工】
印刷のプロフェッショナルは
折り加工を使いこなす

折り加工とは

折り加工には、シンプルな2つ折りから、複雑なジャバラ折りまで、多種多様なラインナップがあります。1枚の用紙がパンフレットやカタログに様変わりしたり、地図をポケットサイズで携帯できたり、両観音でインパクトのある表現が可能になったり、効果もさまざまです。

ここでは主な折り加工についてご紹介します。

2つ折り

2つ折り

最もポピュラーな折り方です。センターで折るのが基本ですが、センターをずらして、中面の絵柄が見えるように折ることもあります。

巻き3つ折り(片観音)

巻き3つ折り(片観音)

紙を3分割して、左か右の1面を内側に入れる折り方です。紙の厚さがあるため、内側に入れる面は、サイズを数ミリ小さくします。3等分にしてしまうと、きれいに折れません。

Z折り(外3つ折り)

Z折り(外3つ折り)

紙を3分割して、Z字型に折る折り方です。紙は基本的に3等分ですが、サイズ違いでも折ることができます。

観音折り

観音折り

紙を4分割して、左右の面を内側に折り込み、最後に中心で折る折り方です。観音扉に似ているのでこの名前があります。片観音(巻き三つ折り)と同じく、内側に折り込む面は左右サイズを数ミリ小さくします。4等分にしてしまうときれいに折れません。

クロス折り(十文字折り・8ページ折り)

クロス折り
(十文字折り・8ページ折り)

水平方向に2つ折りをしたあと、今度は垂直方向に2つ折りする折り方です。表と裏で8ページになるので、「8ページ折り」ともいわれます。

巻き4つ折り

巻き4つ折り

2つ折りにしてから、同じ方向でもう一度2つ折りにする折り方です。店頭や観光案内所などに置いてある、ミニカタログやミニパンフレットでよく見かける折り方です。

ジャバラ折り

ジャバラ折り

山折り・谷折りを繰り返して、ジグザグに折っていく折り方です。上から見るとヘビの姿に似ているので、ジャバラ(蛇腹)折りという名前が付きました。携帯に便利で、フロアガイド、地図、時刻表などに用いられています。

DM折り

DM折り

2つ折りにしてから、垂直方向に巻き3つ折りにする折り方です。チラシをDMで発送する場合によく使われます。B4チラシは長4封筒、A3チラシは長3封筒で、定型料金で送れるサイズまで折りたたむことができます。

ずらし折り(階段折り)

ずらし折り(階段折り)

折り位置をずらして段差をつけると、商品の種類別にインデックス表示が可能になります。飲食店のメニューなどでよく見かけるタイプです。

【製本加工】
デジタルの時代だからこそ、本の手触りと温もりを。
製本にこだわり抜く。

製本加工とはその名のとおり、本をつくるための工程です。一般に、「並製本」と「上製本」に分かれます。

並製本

並製本は、上製本に比べてコストが安く、納期も短く済むのが特長です。一般に流通している雑誌や書籍、パンフレットやカタログなどはこの並製本でつくられています。並製本は大きくいって「中綴じ製本」「無線綴じ製本」に分かれます。

主な製品事例

  • 会社案内
  • 学校案内
  • パンフレット
  • 商品ガイドブック
  • フリーペーパー
  • 社内報

主な製品事例

中綴じ製本
中綴じ製本は、二つ折りにした紙を重ねていき、背の部分を針金で留める、製本方法です。

中綴じ本のメリットは、本が中心ギリギリまで開くことです。このため、レイアウトの自由度が高く、見開きで写真を使用するなどインパクトのあるデザインができます。また、いちばんシンプルな製本方法なので、コストも安く抑えることができます。
中綴じ製本

中綴じ本の
注意事項

中綴じ本のページ数は、原則として4の倍数です(観音折りのページを入れる場合などを除きます)。

銀行通帳・パスポートなどには、針金でなくミシン糸で綴じる「ミシン綴じ」が使われています。ノート・手帳など耐久性が必要な冊子の場合にはご注意ください。

厚いページの本には、無線綴じをおすすめします。中綴じ本は中心に近づくほど、用紙がせり出してくるため、ページ数が分厚いと断裁したときに表紙よりも左右サイズが数ミリ小さくなってしまいます(詳しくはお問い合わせください)。

無線綴じ
厚い本の場合には、無線綴じがおすすめです。高級感もあり、保存性にも優れ、背表紙ができるので本棚に並べておくこともできます。表紙に表面加工を施したり、加工のラインナップも多彩です。

無線綴じは、製本の際に、糸や針金などの「線」を使用しないので、その名が付きました。折り丁の背を切り取って、ギザギザの切り込みを入れ、この切り込み部に「ホットメルト」と製本用接着剤を流し込むことで、表紙と本文を接着させています。表紙と本文が完全に密着するので、強度にも優れています。
無線綴じ
あじろ綴じ
無線綴じを改良したのが「あじろ綴じ」です。あじろ(網代)とは、柴や竹を細かく並べて、魚を簀(す)の中へ誘い込んで捕る漁の仕掛けのことです。折り丁の背に入れるミシン目が、この「あじろ」に似ていることから、そう名づけられました。

このミシン目は、カット部(開口部)が15mm、アンカット部(接続部)が5mmが一般的です。カット部にのりを流し込んで接着します。紙はアンカット部でつながっているので、通常の無線綴じに比べて強度に優れています。さらに本のノドいっぱいまで開くことができます。
あじろ綴じ
PUR製本
PUR系ホットメルトを使用した、環境配慮型の新しい無線綴じ製本です。

従来型に比べて、次の特長があります。
(PUR:ポリウレタン・リアクティブ
PolyUrethane Reactiveの略)

PUR製本

PUR製本

PUR製本の
メリット

高い接着力
従来型の接着剤(EVA系ホットメルト)の塗布量が約1mmであるのに対し、PURは0.3~0.5mmの薄さです。このため、本ののど元ギリギリまでページを開くことができます。
本を開いたまま置ける
接着剤の素材は衣服にも使われるポリウレタン。柔軟性が高く、ページがフラットに開き、本を開いたまま置くことができます。料理本や楽譜、写真集や美術本に最適です。
古紙再生率を向上
PUR接着剤は一度硬化すると、熱を加えても軟化しません。このため、古紙リサイクルにおける溶解工程で完全に除去することができます。環境配慮型製本のりとして指定されています。

上製本

「ハードカバー」の別名でわかるように、上製本は一般にハードカバーのついた高級製本の様式です。本にカバーを付けるのは、羊皮紙(パーチメント)の時代から。湿気に弱い羊皮紙が波打ち、変形しやすいのを防止するため、本の上下に木の板をあてることから始まったといわれます。

上製本も、紙やインキの天敵である湿気や紫外線から守り、知識の記録を長く保存することが重要な役割です。企業・団体の周年史、画集・写真集、伝記などでは上製本が多く用いられています。

上製本は、所有者のステータスを示す工芸品でもあります。製本も丁合された折り丁を、針と糸で綴じていく「糸かがり」という職人技。装幀や造本にも、表紙に布貼りやレザー貼りをしたり、箔押しでプレミアム感を出したり、花布(はなぎれ)・スピン(しおり)・見返し・遊び紙などに凝ったり、ディテールまでとことんこだわることができます。

デジタルの時代だからこそ、大切な記憶や記録は、一冊一冊がハンドメイドの上製本で、本の手触りと温もりとともに未来へ残していきたいものです。上製本の価値と魅力はますます高まっています。

上製本

主な製品事例

  • 社史
  • 記念誌
  • 周年誌
  • 事典
  • 写真集

主な製品事例

【表面加工】
表面加工で差をつける。
高付加価値を生む加工技術。

カタログやパンフレットに、持ち帰りたくなったり、
保存しておきたくなるような付加価値を付けるのが、表紙へのさまざまな表面加工です。
ここでは主な表面加工技術を紹介します。

PP加工
ラミネート加工の一種で、PPフィルムを印刷面に熱シリンダで圧着させる加工方法です。

見た目にも美しく、耐久性も高い加工方法ですので、多くの書籍のカバーや雑誌などに多用されています。長期の使用で、紙のこすれによりインキがはがれてしまう問題を解決することができます。通常は光沢のある仕上がりですが、つや消しの仕上がりになる「マットPPフィルム」もあります。
PP加工

PP加工の
注意点

薄い紙の場合は加工時にしわになる可能性があります。四六判110kg以上の用紙が加工できる最低ラインです。

熱を加えるためユポなどの合成紙では用紙が変形する恐れがあります。

PP加工は濃度が濃くなったように見えます。色の品質にこだわる場合には色校正の時点でPP加工が必要です(セロテープを印刷面に貼ると、色味の変化を擬似的に確認できます)。

プレスコート
ニス引きの処理後、熱硬化性樹脂を印刷面に塗り,高温のローラーでプレスする加工方法です。PP加工に比べると耐久性は低くなりますが、鏡面光沢仕上げが可能になります。ただし、光沢感を出すことができますが、マット感を出すことはできません。
ニス引き
印刷した後に、上からニスでコーティングする加工方法です。印刷機と同じラインで可能なため、納期も短く、コストも抑えることができます。教科書の名前記入欄のように、部分的にはニスを引かないなど、用紙全面ではなく、スポットでの加工も可能です。光沢感や耐久性はラミネート、プレスコートには劣りますが、紙やインキの質感を活かすことができます。つやありの光沢ニスも、つや消しのマットニスがあります。
箔押し
箔押しとは、金型や活字を使い、「熱」と「圧力」によって金箔・銀箔の文字やロゴマークを、表紙に定着させる加工方法です。布クロス張りのハードカバー等で多く用いられています。箔押しは金か銀がスタンダードですが、黒・白・赤・青などの色もあります。
箔押し
デボス(空押し)
箔押し加工をする際、箔を重ねず、直接紙に対して空押しすることをデボス(空押)と呼んでいます。片側から版を押し当て、紙の表面に圧力をかけることで、紙をへこませます。
エンボス(浮出)
エンボス加工は、紙を浮き上がらせる加工方法です。紙の両面から凹凸のある版で挟みこみ、紙を浮き上がらせる方法と、特殊なインキを厚くのせることで盛り上げる方法があります。
エンボス(浮出)
抜き型(トムソン加工)
商業印刷は、一つひとつがオーダーメイドで、オリジナル製品です。定型サイズや四角い形状にこだわることはありません。丸いパンフレットや角丸名刺で差別化してみませんか? トムソンの抜き型を使うことで、外観をレコード盤のようにしたり、表紙に窓を空けたり、ふちをレース柄にくり抜いたりなど、形状も自由自在になります。パッケージやペーパークラフトのような立体物を作成する場合には、スジ押しやミシン加工なども併用します。

最近では、レーザー加工機をCADより制御することが可能になり、より高精度で高品質なアートカッティング加工も可能になりました。さまざまな活用の事例がありますので、ぜひご相談ください。
抜き型(トムソン加工)
その他多彩な加工のラインナップ
穴あけ・角丸・筋入れ・ミシン入れ・ナンバリング・合紙加工・リングとじ製本・和綴じ製本・ホログラム加工・ディスクinブックなど、用途に合わせたさまざまな加工があります。詳しくは担当にお問い合わせください。

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